【絵本の紹介】「バムとケロのそらのたび」【243冊目】

 

こんにちは、絵本専門店・えほにずむの店主です。

 

今回は久しぶりに「バムとケロ」シリーズを紹介します。

バムとケロのそらのたび」。

作・絵:島田ゆか

出版社:文溪堂

発行日:1995年10月

 

以前にシリーズ第一作「バムとケロのにちようび」を取り上げました。

 

≫絵本の紹介「バムとケロのにちようび」

 

作品ごとの関連性を見つけ出すのも島田さんの絵本の醍醐味。

一冊でももちろん楽しめるのですが、シリーズ通して読むと面白さは何倍にもなることをお約束します。

 

雨の日の日曜日を描いた前作に続き、今回は「げつようびの あさ」から物語が始まります。

このシリーズは以後、火曜日、水曜日、木曜日……と続いて行きます(ということは、土曜日で完結?)。

 

またなんかおいしそうなものを食べているバムとケロのところへ、バムのおじいちゃんから郵便物が。

中身は「くみたてしきひこうき」。

相変わらず、小物のひとつひとつがおしゃれで可愛い。

ケロちゃんの行動もお約束。

 

バムのおじいちゃんといえば前作で登場した「ふしぎなひこうきじいさん」という本の持ち主。

故人かと思っていたら至って健在らしい。

二人は完成した飛行機に乗って、おじいちゃんの家を目指して飛び立ちます。

たまねぎさんみゃく

りんごやま

かぼちゃかざん

などの難所(?)を通る大冒険。

食事用のケチャップで危機を切り抜け、ついにおじいちゃんとおばあちゃんの家に到着。

おじいちゃんの誕生日を祝うのでした。

 

★      ★      ★

 

前作よりさらに絵の楽しみが増えたように思います。

少なめのテキストに比して、なんと絵の情報量の膨大なこと。

 

「バムとケロ」は二人組として行動しているようで、実は奇妙な生き物たちがいつもどこかにくっついています。

その一人が手のひらサイズの犬「ヤメピ」。

 

最初はぬいぐるみかに見えるんですが、よく見るとちゃんと自分の意思で動いているのです。

その行動は自由そのもの。

 

もう一人の小さな友達、三本耳のウサギの「おじぎ」も、必ずどこかに登場します。

彼らは文中では一切登場しませんから、「絵を読む」ことをしなければ、その存在にすら気づかないかもしれません。

 

でも、一度島田さんの「絵を読み」始めたら、その面白さに虜になってしまうでしょう。

発見はいくらでもあります。

サメかと思ったらペンギンだったり……。

 

島田さんのもう一つのシリーズ「かばんうりのガラゴ」と読み比べるとまた新たな発見があるかもしれませんよ。

 

≫絵本の紹介「かばんうりのガラゴ

 

推奨年齢:3歳〜

読み聞かせ難易度:☆☆

ケロちゃんのお絵かき大好き度:☆☆☆☆☆

 

■今回紹介した絵本の購入はこちらからどうぞ→「バムとケロのそらのたび

■これまでに紹介した絵本のまとめはこちら→「00冊分の絵本の紹介記事一覧

■えほにずむでは、このブログで紹介した以外にも、たくさんのよい絵本を取り扱っております。ぜひ、HPも併せてご覧ください。

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【絵本の紹介】「マイク・マリガンとスチーム・ショベル」【233冊目】

 

こんにちは、絵本専門店・えほにずむの店主です。

 

今回は巨匠バージニア・リー・バートンさんによる「マイク・マリガンとスチーム・ショベル」を紹介します。

作・絵:バージニア・リー・バートン

訳:石井桃子

出版社:童話館

発行日:1995年2月1日

 

バートンさんの描く乗り物絵本では、これまでに「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」「はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー」「ちいさいケーブルカーのメーベル」を取り上げました。

 

≫絵本の紹介「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」

≫絵本の紹介「はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー」

≫絵本の紹介「ちいさいケーブルカーのメーベル」

 

乗り物絵本と言い条、どの作品もドラマ性が強く、話も長めです。

しかし、図鑑的な細密性、精緻性も持ち合わせており、子どもの好奇心を存分に満たす内容にもなっているところがポイント。

 

この「マイク・マリガンとスチーム・ショベル」もその例にもれず、重厚なストーリーに加えて、スチーム・ショベルの働きや各パーツを詳細に解説しています。

特に、見返しの説明図は我が家の息子にも大好評でした。

 

毎回手法を変えるバートンさん。

今回は色彩鮮やかな石版画です。

 

マイク・マリガンは「メアリ・アン」という名前の赤い綺麗なスチーム・ショベルを持っていました。

二人は何年も一緒に働いてきた良きパートナーです。

マイクは「100にんのにんげんが 1しゅうかんかかって ほるくらい」メアリなら1日で掘ってしまう、と自慢していました(もっとも、本当にそんなことをしたことはありませんでした)。

メアリとマイクは観客が多いほど仕事が早くなるタイプ。

今までにたくさんの仕事をこなしてきました。

 

ところが時代の流れとともに新式のガソリンショベルや電気ショベル、ディーゼルショベルが発明され、二人の仕事を取り上げてしまいます。

落ち込む二人でしたが、新聞に、ある町で新しい市役所を建てるという記事を見つけ、自分たちでその地下室を掘りに行こうと出発します。

ポッパビルというその町に着くと、マイクは役人のところへ行き、新しい市役所の地下室を自分たちなら1日で掘って見せると持ち掛けます。

地下室の穴は100人が1週間かかって掘るような仕事です。

役人のスワップさんは信じませんでしたが、

もし、ほれなかったら、かねは はらってもらわなくても かまいません

というマイクの言葉に、とにかくやらせてみることにします。

 

さあ、次の朝早く、マイクとメアリは仕事に取り掛かります。

町の人々が次々と見物に来ます。

観客が増えるほど、二人は早く上手に掘っていきます。

 

時間との戦いの中でも、メアリはきっちりと四角に地下室の穴を仕上げていきます。

日が沈み、立ち込めていた蒸気が消えると、地下室の穴はすっかり完成されていました。

ところがここで問題発生。

なんと、マイクたちはあんまり急いだので、メアリが出る出口を残すのを忘れてしまったのです。

 

途方に暮れる二人と町の人々。

そこで、最初からずっとメアリたちを応援していた小さな男の子が妙案を出します。

それは……。

 

★      ★      ★

 

バートンさんの最初の絵本「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」は彼女の長男のアリスへ、そしてこの「マイク・マリガンとスチーム・ショベル」は次男のマイケルへ捧げた作品です。

ポッパビルの男の子はどうやらマイケルがモデルのようですね。

 

バートンさんの乗り物シリーズにはもう一つ共通項があって、主人公である乗り物「ちゅうちゅう」「けいてぃー」「メーベル」「メアリ・アン」はどれも女性なんですね。

力強い機関車やショベルカーなどは男性的イメージで捉えがちですし、実際に世の絵本のほとんどがそれらを男性キャラクターとして登場させているのに対し、古典の部類に入るバートンさんの絵本ではその逆を突いているところが面白いと思います。

 

彼女が何を考えてそうした設定にしたのかは私は知りませんけれど、結果として女の子が読む場合でも感情移入しやすくなっているかもしれません。

もっとも、乗り物好きの子どもは、そんな点はさほど気にもせず、ごく自然に受け入れるでしょうけど。

 

バートンさんの絵本には蒸気機関に代表される「古き時代」が「新しい時代」に取って代わられるという話型が多く見られます。

確かに煙を吐き出す蒸気機関は環境にも悪いし、技術の発展と共に淘汰されていくのが定めです。

しかし、その一方で、その黒い煤にまみれた機械と人の間には、現代には失われたつながりのようなものがあったのかもしれません。

 

そう言えば、バートンさんは大変なチェーン・スモーカーで、そのために59歳で肺がんで亡くなっていますが、最近では喫煙家も段々と肩身が狭くなっているようです。

それもまた時代の流れでしょうけど、バートンさんが生きていらしたら、どんな風に感じるのでしょうか。

彼女の絵本に頻繁に描かれる「煙の絵」を見ると、ふとそんなことを考えたりします。

 

推奨年齢:6歳〜

読み聞かせ難易度:☆☆☆☆

転職の意外性度:☆☆☆☆

 

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【絵本の紹介】「もりたろうさんのじどうしゃ」【226冊目】

 

こんにちは、絵本専門店・えほにずむの店主です。

 

高齢者にいかにして免許を返納してもらうか、という昨今の風潮に真っ向から逆らった(1969年の作品ですが)素敵な絵本を紹介します。

もりたろうさんのじどうしゃ」です。

作:大石真

絵:北田卓史

出版社:ポプラ社

発行日:1969年6月

 

大石真さんと北田卓史さんの共作では、他に「チョコレート戦争」や「さとるのじてんしゃ」などがあります。

大石さんは同じ児童文学作家の寺村輝夫さんと親交が深く、寺村さんの才能を最初に見出したのも彼でした。

 

≫絵本の紹介「ぞうのたまごのたまごやき」

 

北田さんは可愛いけれどちょっと無機質な目をしたキャラクターイラストが特徴。

乗り物の出てくる作品が多いです。

 

郵便局に勤めるもりたろうさんは、毎日毎日徒歩で郵便を宅配しています。

今では考えられませんが。

 

いいお年のもりたろうさんにはなかなか辛いお仕事のようで、自動車での郵便配達を夢見ています。

60歳で定年になると、「これから じどうしゃを ならうぞ」。

 

もう仕事をしなくていいのに。

どうやら、自動車を運転すること自体に憧れていた様子。

奥さんは心配しますが、もりたろうさんは教習所に通い始めます。

苦労の末、ついに免許を取得。

 

早速中古車を買いに行きますが、どれも高くて手が出ません。

すると、一番隅っこに格安の「おんぼろの じどうしゃ」を見つけます。

もりたろうさんは自分でおんぼろじどうしゃを修理し、ペンキを塗り替え、綺麗に洗います。

 

ある日、息子夫婦と孫に会いに、もりたろうさんは自動車で町まで出かけることにします。

途中で怪我をした犬を道連れに、自動車は町に辿り着きます。

 

しかし、自動車の水を汲みにもりたろうさんが離れた隙に、二人組の銀行ギャングが逃げてきます。

無人のおんぼろ自動車を見て、これ幸いと乗り込むギャングたち。

ところが中にいた犬にかぶりつかれ、自動車ごと川にはまってしまいます。

 

ギャングたちはお縄となり、一件落着。

もりたろうさんは銀行員たちに感謝されますが、大切な自動車が廃車となってがっかり。

 

でも、次の朝・・・。

 

★      ★      ★

 

ロングセラー絵本には、いつ読んでも古さを感じさせない作品が多い一方、この「もりたろうさんのじどうしゃ」のように、はっきりと時代を感じさせる作品もあります。

 

それは単に古い型の自動車が登場するからではなく、自動車(機械)と人間の関わり方を描いているからだと思います。

おんぼろの中古車をもりたろうさんが大切に磨き上げるシーンは私も特にお気に入りですが、こういう風に愛車と情緒的に関わる男性は、昔に比べれば随分と減ったのではないでしょうか。

 

今時の車は、乗り手が自分でメンテナンスするような部分はほとんどありません。

自動車は商品であり、欠陥があればメーカーが修理するか、買い替えるかです。

そしてまた、そうやって消費サイクルが回るほうが、業界にとっても都合がいいようです。

ずっと同じ自動車を丁寧に大事に乗り続けると、かえって部品代やら修理費のほうが高くついたり。

 

でも、中古車バーゲンの片隅に、ろくに手入れもされずに放り出されていたおんぼろ自動車を買い取り、自らの手で大事に補修したもりたろうさんの嬉しそうな表情は素敵です。

北田さんがあとがきで書いているように、川に落としてしまったのは本当に残念です。

 

この絵本は人と車が情を通わせることのできた時代の名残りを感じさせ、それが大人の男にとってはある種のノスタルジィを呼び起こすのかもしれません。

 

古い絵本を色々と読み比べてみると、時代が変わっても普遍的なものと、時代と共に目まぐるしく変わっていくものの違いを見ることができます。

そして改めて、

なにを あんなに あわてて いるのだろう

というもりたろうさんのセリフが、やけに象徴的に聞こえるのです。

 

推奨年齢:4歳〜

読み聞かせ難易度:☆☆☆

レトロ度:☆☆☆☆☆

 

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【絵本の紹介】「変なお茶会」【223冊目】

 

こんにちは、絵本専門店・えほにずむの店主です。

 

今回紹介する絵本は「永遠の天才少年(村上春樹・談)」佐々木マキさんによる「変なお茶会」です。

作・絵:佐々木マキ

出版社:絵本館

発行日:1979年9月

 

タイトルそのまんま、本当に変な絵本です。

物語の筋はナンセンスそのもの、登場するキャラクターたちはどれもみんな嬉しくなるくらいエキセントリック。

そして、そんな奇妙な人々を乗せる、これまた風変りな乗り物の数々。

 

もともとは雑誌「母の友」1979年1月号の付録絵本だったそうですが、単行本化への要望が多く寄せられ、めでたく一冊の絵本となったわけです。

ヨコハマ」に住む立派なヒゲの紳士のもとに届いた招待状。

文面は古めかしく、そしてところどころ間違った日本語。

 

読んでもなんだか意味不明なんですが、これは毎年恒例の催し物への招待状らしい。

Mr.カメタロウは「電気自転車」で「トランスバール」(トランシルバニア?)へ赴きます。

 

お茶会に招かれた他の面々は、「ライプールの理髪師スミラ君」「ナントの公証人デュブウ夫妻」「アントワープの靴屋ホッホ兄弟」「ダブリンの外科医ワイルド先生」「デンバーの勇敢なお針子ミニー嬢」などなど。

彼らはそれぞれゾウや飛行「器」、馬気球(?)、ローラースケートなどの珍妙な乗り物に乗って目的地に向かいます。

わけわかんない内容ながら、子どもたちにも人気なのは、この個性豊かな乗り物絵が最高に楽しいからでしょう。

こうして我々はトランスバールの城の前で 再会を喜びおうたのだ

古風な文章が怪しさを増すのに一役買っています。

 

集まってきた彼らは暗い森の先にあるテーブルへと案内されます。

そこに月が昇り、岩山から「天然のココア」が湧きだします。

彼らはそのココアを堪能し、また来年を楽しみに帰路につきます。

 

★      ★      ★

 

作品に登場するおかしな乗り物は、明治の古いマッチに描かれた図案が元ネタのようです。

下島正夫の「マッチラベル」に収録されています。

 

こんな乗り物に乗ってみたい

こんなのがあったらなあ

などと、乗り物を空想する楽しさは、子どもの頃に誰もが経験したのではないでしょうか。

 

動力とか構造とか、子どもなりに色々と考えるんですが、今思えばああいうのは多少無理がある方が面白いような気がします。

 

また、山からココアが湧くというアイディアは、稲垣足穂さんの短編幻想小説「ココア山奇談」がモチーフになっているそうです。

私はこの小説を知らなかったので、どんな物語かと読んでみたのですが、全然この絵本とは違う話でした。

 

やっぱりこんな変な話は、佐々木さんにしか描けないように思います。

 

推奨年齢:4歳〜

読み聞かせ難易度:☆☆

乗ってみたいのと、天然ココア飲んでみたい度:☆☆☆☆☆

 

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【絵本の紹介】「おたすけこびとのクリスマス」【210冊目】

 

こんにちは、絵本専門店・えほにずむの店主です。

 

メリークリスマス! ですね。

早いなあ。

今月は公私ともに忙しかったり、仕事場を大きく改装したりで、ブログの方はちょっと更新が滞りがちになってしまい、そうこうしてるうちにもう年の瀬ですよ。

 

取り上げたいクリスマス絵本も、もっとたくさんあったのですが。

というわけで、今日はそんな中から選んだクリスマス絵本を紹介します。

おたすけこびとのクリスマス」です。

文:なかがわちひろ

絵:コヨセ・ジュンジ

出版社:徳間書店

発行日:2009年10月31日

 

海外でも人気を博している「おたすけこびと」シリーズ。

知ってましたか?

 

私がこのシリーズを初めて読んだ時の感想は、「息子が喜びそうなものばかりが詰まってる!」でした。

 

絵本の絵には、大きく分ければ、美しい一枚絵として鑑賞する楽しみと、細部まで見尽くす楽しみがあります(むろん、その双方を兼ね備えた作品もあります)。

息子は細かい絵が大好きで、ページいっぱいの人の海、といったカットを見ると食い入るように見ます。

 

単にたくさん人がいる、というだけではなく、それぞれが個性豊かに行動しており、なおかつ幼い子どもにもわかるようなストーリー性が盛り込まれていれば完璧にツボです。

 

息子は乗り物全般が好きですが、「はたらくくるま」は特に好奇心の対象です。

1歳前後のころ、外からごみ収集車の音楽が聞こえてくるたび、「追っかけ」をしたのを思い出します(乗務員さんとは顔なじみになりました)。

図鑑を一人で眺め続けて、今では私より遥かに詳しくなりました。

 

そして、子どもが大好きなクリスマスとサンタさん。

それらの要素すべてが盛り込まれているのがこの絵本なのです。

 

「おたすけこびと」はその名の通り、電話一本でどんな仕事も引き受ける、頼りになる小人の集団(会社?)。

今回の依頼主はサンタさん。

ずらりと並んだ働く車の、リアルなこと。

クリスマスプレゼントを届ける代行サービス。

煙突のない家でも、小人だからこそ入り込めるのです。

そして様々な機能を持った車を駆使して、無事に配達完了。

メリークリスマス!

 

★      ★      ★

 

出るわ、出るわ、小人の群れ。

描くの大変だったでしょうね。

 

でも、彼らの行動がひとつひとつ面白く、なおかつそこに必然性があるのがポイント。

じっくり見て行くと「なるほどなあ」と、大人も納得。

部屋に入ってからは、ラジコンのダンプを操作したり。

 

車の描写が丁寧で緻密であることに加えて、その活躍の仕方、小人の行動にもリアリティが追及されているのです。

これは子どもを侮る大人にはけっして作れない作品です。

 

作者のなかがわさんが、乗り物好きの息子さんとの触れ合いの中でこの作品の基が生まれたという逸話には深く納得しました。

これは男の子を持つ親なら共感できると思います。

最初は興味のない乗り物図鑑や絵本を、何度も何度もせがまれて読んでいるうちに自分もちょっと詳しくなってきて、そうすると中途半端なものでは読み聞かせる側として納得できなくなってきたり。

 

そういうわけで、このシリーズはもちろん息子にも大いにウケたし、自分でも楽しめる作品ではあるのですが……。

ただひとつ誤算だったのは、毎回「登場するすべての小人の数を数えさせられる」こと。

勘弁して。

 

推奨年齢:3歳〜

読み聞かせ難易度:☆☆☆☆☆(我が家の場合)

プレゼントが鏡餅かと思う度:☆☆☆☆

 

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